マクタンから40円で行ける島
7月6日、世界一周6日目。
セブ留学で初めての週末。
「3回しかない週末をどう過ごすかは凄く大事だ」と、現地の先生に言われた。
どこにいこうか迷ってたら、Twitterで「オランゴ島」という島がおすすめだと知り、何も考えずに決定。
土曜日の朝9時半に学校を出発し、Grabでタクシーに乗って、セブ市内から走ること大体30~40分。
愛想笑い、大事
まずは、船に乗るため「ヒルトンポート」という港へ。
ただタクシーで港まで入ると、入場料(取るに足らない額だが)をとられるときいたので、近くのホテルで降ろしてもらい、歩いて港へ。
受付でチケットを購入。
ここで驚きなのが、船のチケット代はなんと片道一人15ペソ!!
(日本円で約40円...って逆に船員たちに申し訳ない)
船着場で次の船を待っていたら、やけに日本語が聞こえてきてなんと日本人と遭遇。
日本人とフィリピン人のご家族だそうで、意気投合して島まで一緒に。
20分ほどで小さな船はやってきて、オランゴ島に向けて出発。
船の先が細すぎて、乗る時少し怖かったのは思い出。
フィリピンの海は青すぎるほど青で、青い海ってこの海のことだなってぐらい青でした。
船に揺られること20分、空は青く染み渡り、船酔いの心配もなく、順調順調。
もうすぐオランゴ島。
オランゴ島に着いたのは午前11時過ぎ。
実はオランゴ島の船着場から内陸の本島まではかなり距離があって、その "かなり"を知らなかった自分たちは歩いて行こうとしていた。
そしたら、さっきのおじいちゃん家族が
「あっちまで遠いから、オレらのバイクに乗ってけよ!」
と、乗せてくれた!
本当に人に恵まれているなあと、人を好きになった昼前。
レンタサイクルのところまで送ってもらって、広い広い島を巡るために自転車をレンタル。
ここでも驚いたのが、レンタサイクル代は1時間10ペソ!!
約25円(!?)とりあえず日中4時間借りても約100円ってそろそろ金銭感覚が狂いそう笑
まあその安さゆえに漕ぎにくかったり、サドルが痛かったり
最初に向かったのは、 Wildlife Sanctuaryという自然保護区。
チャリで2〜30分。30度超えの常夏を横目に。
到着。
すぐそこでランチ中の男性3人組に呼び出され、談笑したり。
やけに「ガールフレンド?ガールフレンド!?」とニヤニヤ聞かれたけどちゃうわ笑
オランゴ島に実際に行ってみて気づいたことが2つ。
ひとつ、街並みの色使いが凄く綺麗だということ。
みたことないような景観で、家や電柱、看板、至るところに色が使われていて、通り過ぎるたびにあたたかい気持ちになる。
物の色が自然の緑と、程よく調和して楽しくなる。
ふたつ、島の人々がとてもあたたかい。
歩いていても自転車に乗っていても、すれ違う人みんなが声をかけてくれる。
どんなに近くにいてもどんなに遠くにいても、子どもだとか大人にかかわらず、男だとか女だとかじゃなく、笑顔で手を振ってくれる。
それは街中ですりやぼったくりを狙ってくる悪い人たちとは明らかに違ったなにかがあって、
「え、こんなに人を信じてもいいんですか」と信じたくなる。
「もう一度、この島に来よう」
強くそう思った。
きっとこの世界の共通言語は英語じゃなくて笑顔だと思う。